七英雄攻略:技/術による対策
ロマンシングサ・ガ2のラスボス、七英雄の攻略記事です。
ボリュームが凄い事になるので、何個かに分けて、表面的な所から細かい仕様まで解説します。
💡SFC版・リマスター版に関しては、デバフはかめごうら割り・イド・ブレイク、バフは祝福・妖精光がオススメです。
💡SFC版・リマスター版に関しては、魔法盾で多くの物理攻撃が対策できるため、装備は状耐性を重視しましょう。
💡リベンジオブザセブンではバフ・デバフや魔法盾に効果時間が設定されたため、有用性は大きく減少しましたが、かめごうら割りなど攻撃手段を兼ねたデバフ技は有用です。光の壁とシャドウサーバントは逆に強化されています。
💡リベンジオブザセブンのレイス状態は構え技で対策できない敵の連携時の物理攻撃を無効化できるため、特に7連携の対策に有効です。
以下の記事も併せて参考になさってください。
SFC版・リマスター版
デバフの有用性
デバフを行う事で劇的に難易度が低下します。
技・術 | 効果 |
かめごうら割り | 斬打突射 半減(確定) |
イド・ブレイク | 魔力-3、理力-3 |
活殺獣神衝 | 腕力-5、素早さ-5 |
流し切り | 腕力-5 |
骨砕き | 腕力-3(確定) |
クリムゾンフレア | 理力-3 |
熱風 | 素早さ-5 |
七英雄は7体に個々のパラメータが設定されてますが、基本的にロックブーケ以外のパラメータは使用されてません。
なので、最初のロックブーケの時にデバフしておけば、本体討伐まで永続的に能力は低下します。ヴォーテクスでも変化しません。
素早さのみ多少使用されているらしく、素早さの高いノエルとワグナスが早めに行動する傾向にあります。
「破壊するもの」や「エッグ」は形態変化でリセットされるので楽だね!
特にかめごうら割り、イド・ブレイク、活殺獣神衝は強力です。イド・ブレイクによりメイルシュトロームを含む全ての術が弱体化します。
なお、かめごうら割りと骨砕き以外のデバフは必ず効果が生じるわけではないので、3回くらい打っておくといいです。
なお、バフ・デバフは重複ではなく上書きされます。活殺獣神衝→骨砕きをすると「腕力-3、素早さ-5」となってしまいます。
バフの有用性
バフも使うと劇的に難易度が低下します。
技・術 | 効果 |
祝福 | 腕力・魔力上昇(棍棒Lv/6 + 2) |
妖精光 | 自分の素早さ上昇(天+水Lv/3 + 2) |
エアスクリーン | 斬殴突射雷 防上昇(風Lv/3+2) |
水舞い | 斬殴突射熱 防上昇(水Lv/3+2) |
金剛力 | 腕力上昇(地Lv/4 + 2) |
竜脈 | 自分の腕力・器用さ・魔力・理力・素早さ・体力上昇(水+地Lv/7 + 2) 重ねがけ可能、行動後に元の数値に戻る |
スペルエンハンス | 魔力上昇(棍棒Lv/6 + 2) |
バフもヴォーテクスにより変化しません。ロマサガ3やサガフロ2と異なり、ターン経過により減衰もしません。
特に祝福と妖精光は強力です。腕力だけ上昇させるなら祝福より金剛力の方が効果は高いです。
妖精光は攻撃速度だけでなく、回避率も劇的に上昇します。トラウマ級のダメージで有名な「触手」ですが、素早さの高い最終皇帝、軍師、イーリスなどにはほぼ当たらなくなります。体術のダメージも増大します。
竜脈は限定的な強さがあります。重ね掛けできるので、妖精光以上に攻撃が当たらなくなります。行動すると効果が解除されますが、防御では解除されないので、インペリアルアローの最前列や鳳天舞の陣の皇帝が強力な壁になります。
また、竜脈は「幻体戦士術」と合わせれば攻撃面でも最強のキャラになります。
魔法盾、魔法壁について
魔法盾や魔法壁を使用する事で、多くの攻撃を無効化する事が出来ます。
魔法盾名 | 効果 |
金剛盾 | 斬殴突+射熱冷雷状 属性100%回避 斬殴突 or 射 属性65%回避 |
ソードバリア | 斬属性100%回避 |
魔法壁名 | 効果 |
ミサイルガード | 射属性のみの攻撃 100%回避 |
光の壁 | 使用ターンの全属性ダメージを半減 天+地Lv26以上で敵全体に雷属性ダメージ |
炎の壁 | 使用ターンの火属性ダメージを全軽減 火+地Lv26以上で敵全体に熱属性ダメージ |
ソードバリアと金剛盾はヴォーテクスによって打ち消されますが、その分汎用性が高いです。また、ソードバリアと金剛盾は併用できず上書きされます。
金剛盾の方がストーンシャワーや触手を65%回避可能など汎用性は高いです。地術をつけてないキャラをソードバリアで補うのが良いと思います。
ミサイルガードは防げる攻撃がノエルの一部のみですが、ヴォーテクスでも打ち消されないので有用です。ただ、炎の壁や光の壁との併用はできず上書きされます。戦力に余裕があれば光の壁連打の方が断然有用です。
無効化できる技の詳細は下記のコラムを参考になさってください。
装備の指針
デバフやバフ、魔法盾や魔法壁を使う事で、かなりの割合の攻撃を防ぐ事が出来る事がわかって頂けるかと思います。
駆使するとソロでも3割強の勝率で倒せるバランスですが、逆に言うとロマサガ2は術法を縛るとかなり難易度が上がります。
サガシリーズ全体の傾向でもありますが、ラスボス戦は技や術で物理攻撃の対策は取りやすいため、その他の対策を装備で補う形となります。装備の指針は下記のコラムでまとめてます。
特に「状耐性」の優先度が高い事が下記の全攻撃リストよりわかって頂けるかと思います。
リベンジオブザセブン
バフ・デバフ
バフ・デバフは永続ではなくなり、効果時間が設定されました。バフ・デバフの効果時間は行動回数を参照するため、特に複数回行動の敵には非常に効果が限定的になります。
- バフ・デバフの継続時間は戦闘中にシンボルで確認出来る
- 効果が消える1回前の行動選択時からシンボルが点滅する。「ベルセルク」は例外?
- 腕力↓+魔力↓などは同時にかかるが、「竜脈」を除きバフ・デバフの効果は重複しない。
SFC版・リマスター版と比較するとバフ・デバフは大きく弱体化しましたが、攻撃手段として高頻度で使用する事を想定すると一部のデバフ技はリベサガでも有効です。かめごうら割り以外も確定で減少するようになりました。
また、イド・ブレイクの魔力↓がなくなった代わりとしてウォータームーンが追加されました。
かめごうら割りは与ダメを大きく上げるため、リベサガでも有効です。ウォータームーンや活殺獣神衝も被ダメが下がるので有効です。
技・術 | 効果 | 効果時間 |
かめごうら割り | 物防-5 | 行動3回分 |
クリムゾンフレア | 理力-3 | 行動3回分 |
ウォータームーン | 魔力-5 | 行動3回分 |
活殺獣神衝 | 腕力、素早さ-5 | 行動3回分 |
骨砕き | 腕力-3 | 行動3回分 |
流し斬り | 腕力-3 | 行動3回分 |
また、下記の特殊なバフ技・術も有用です。
クイックタイムはラピッドストリームだとボスでも確定スタン出来るSFC版・リマスター版ほどではないとは言え、5ターン先行できる点は非常に強力です。
注意点として、クイックタイムは効果を上書き出来ないため再度かける場合は切れたターンにかける必要があります。その関係で1ターンの隙が生まれます。
また、戦闘不能時には効果が残ってしまうため、戦闘不能になると別のキャラとタイミングがずれる点も注意が必要です。
ベルセルクは精神耐性装備やポーカーフェイスで狂戦士を無効化できます。効果時間は非常に短いですが、ダメージが約1.5倍で特にダメージカンストを突破できる腕力・素早さ依存の多段攻撃(ヨーヨー、ツバメ返し、クワドラブルなど)と相性が良く、自動回復量も多いため有用です。
技・術 | 効果 | 効果時間 |
クイックタイム | 確定でファストトリック | 次ターンより5ターン |
ベルセルク | HP自動回復 腕力・体力・素早さ+15 狂戦士 | 行動選択3回目まで |
SFC版で強力だった「妖精光」は素早さ+3、「祝福」は腕力・魔力+5、「スペルエンハンス」は魔力+3で、術Lvによらず固定効果になったメリットはありますが、効果時間もついた関係でリベサガでは有用性が低いです。
「竜脈」は重ねがけ出来る全能力+5となりますが、後述の幻体戦士術の仕様変更と七英雄自体の仕様変更から有用性は低いです。
魔法盾
SFC版・リマスター版と比較して、魔法盾と魔法壁、一部のバフが統合されて「魔法盾」となりました。バフやデバフ同様に効果時間が設定されています。
カテゴリが共有となった関係で、例えば金剛盾/ソードバリアと光の壁の重ねがけが出来ません。
また、金剛盾は仕様が大きく変更され、体感的にわかりにくいガードの仕様が単純な物理&地属性のダメージ軽減になりました。
術 | 元の分類 | SFC・リマスター | リベサガ | 効果 |
セルフバーニング | 魔法盾 | 直接攻撃を受けるまで永続 | 同様 | 火完全耐性 |
金剛盾 | 魔法盾 | 永続 | 行動選択4回目まで | 物理・地ダメージ軽減 |
ソードバリア | 魔法盾 | 永続 | 行動選択4回目まで | 斬撃ダメージ無効 |
ミサイルガード | 魔法壁 | 永続 | 行動選択4回目まで | 射撃ダメージ無効 |
炎の壁 | 魔法壁 | 1ターン | 同様 | 火・水完全耐性 |
光の壁 | 魔法壁 | 1ターン | 同様 | 全属性ダメージ軽減 |
水舞い | バフ | 永続 | 行動選択4回目まで | 物防↑、水耐性↑ |
エアスクリーン | バフ | 永続 | 行動選択4回目まで | 物防+40、風耐性↑ |
総合して、炎の壁と光の壁を除き、殆ど使用する事はないと思います。光の壁はSFC版・リマスター版より軽減率が高く、逆に強化されています。
炎の壁はノエルの赤竜破とスービエのメイルシュトロームが防げる点と、ジルコンの斧から使用できる点で、戦略に組み込みやすいです。
また、炎の壁や光の壁も含めて魔法盾はヴォーテクスで剥がれる点、壁の後に戦闘不能のキャラを回復してもそのキャラ分の壁は有効ではない点にも注意が必要です。
変化術
リベサガでは下記の変化術も同じカテゴリーになります。
カテゴリが共有になった関係で、リヴァイヴァとシャドウサーバントの重ねがけが出来ない、幻体やレイスが霧隠れで消えるなど、大きく仕様が変更されています。変化術と魔法盾(シャドウサーバント+光の壁など)の重ねがけは可能です。
幻体戦士術は非常に複雑なのでここでは細かく説明しません。SFC版やリマスター版は幻体+竜脈が非常に強力でしたが、今作は竜脈の効果は幻体戦士術の使用で解除されるため、あるべき仕様に戻りました。
レイスフォームに関しては非常に強力なので後述します。
術 | SFC・リマスター | リベサガ |
霧隠れ | 行動するまで永続 | 同様 |
リヴァイヴァ | 戦闘不能まで永続 | 同様 |
シャドウサーバント | 直接攻撃を受けるまで永続 | 同様 ダメージ2倍ではなく2回攻撃 |
レイスフォーム | 死ぬまで永続 | レイスが消えても本体が生き残るなど、違いが多い。 |
幻体戦士術 | 死ぬまで永続 | 竜脈の効果が幻体戦士術使用時に消えるなど、違いが多い。 |
リヴァイヴァはSFC版・リマスター版とは異なり、行動前にHP0になりリヴァイヴァが発動したターンは行動できない点に注意が必要です。
シャドウサーバントは2倍ダメージではなく2回攻撃になりダメージのカンスト制限を超えられる事から、SFC版・リマスター版よりも逆に強化されました。
Ver 1.0.2以前はバグで、上記の「魔法盾」が有効の状態だとヴォーテクス以外の方法でシャドウサーバントが剥がれなくなっていました。ロマンシングの難易度を大きく下げる強力な技だったため修正されました。
構え技
リベサガの構え技は、ターン中ではなく「次ターンの行動時」まで有効で、何度でも発動します。キャラの表示の上のアイコンから確認できます。
七英雄戦のみ考慮すべき最大の注意点は「連携を受ける際は構え技やオートパリィは発動しない」点です。それでも非常に有用なので、特徴を理解しておきましょう。
- 各カウンター技やオートパリィは確率が異なります。大剣・槍・体術は使用時に盾が発動しないため、安定性の面から概ねパリィ・マタドールの2択となります。
- オートパリィはパリィやマタドール使用時は発動しません。
- パリィやディフレクトなどの回避技は物理属性を含む技は近距離・遠距離問わず発動しますが、マタドールなどのカウンター技は近距離しか発動しません。
- アビリティ「カウンター強化」はカウンターだけでなく回避技の確率も1.5倍します。結果パリィやディフレクトは物理属性を含む技をほぼ確定回避する事が出来ます。
- 「カウンター強化」はオートパリィ確率や防御時の盾ガード発動率には影響しません。防御時は盾ガード発動率は2倍になりますが、それ以上にはなりません。
項目 | 名前 | 確率 |
アビリティ | オートパリィ | 40% |
回避 | パリィ | 80% |
回避 | ディフレクト | 70% |
カウンター | マタドール | 50% |
カウンター | 風車 | 50% |
カウンター | カウンター | 50% |
カウンター | ジョルトカウンター | 40% |
レイスフォーム
非常に特殊な「レイス状態」になる事が可能です。レイス状態は構え技で対策できない敵の連携時の物理攻撃も無効化できるため、特に7連携の対策に有効です。
LP-1で使用可能で、原作とは異なり本体が気絶しないため、変化術の上書きでレイス状態からの復帰も可能です。リヴァイヴァやシャドウサーバントなどの変化術とは併用不可で上書きされますが、炎の壁や光の壁などの魔法盾とは併用可能です。
物理攻撃が効かなくなる代わりに術以外は使用できなくなるため、非常に攻撃手段が狭くなります。ただ、連携時は技も通常通り選択されるため、想像以上にデメリットが少ないです。
またHP回復が不可で代わりにダメージを受けますが、火龍出水とシャッタースタッフでは例外的に回復可能です。大人しく死ぬまで回復しないか、シャドウサーバントの上書きで復帰して回復しましょう。
アビリティの選択
キャラの選定は最終的には好みですが、元から有用なアビリティを保有しているキャラを選定するとアビリティ1個分自由度が上がります。
システムの関係から、どうしても連携に頼る事になる仕様になっています。連携ゲージアップなどでゲージを効率的に貯めて、連携ダメージ2倍&キャッシュバック&たまに連携消費なしを絡めてゲージを効率よく使用するとベストです。
七英雄戦の壁役のアビリティとしては「サヴァイブ」「オートパリィ」が第一選択肢で、次点の選択肢は「狙われ率アップ」「ダメージカット」「装備性能アップ」だと思います。装備性能アップは盾ガード率が1.1倍に向上します。
相手の連携に関しては防御(盾ガード発動率1.4倍)で耐えるか、レイスフォームを活用するといいと思います。
軍師などBPが低いキャラは不老不死も選択肢になります。
項目 | 壁 | 連携 | 連携ゲージ回収 | デバフ | 術 |
キャラ例 | インペリアルガード女 | イーリス | 忍者 | 皇帝 | 軍師 |
① | ダメージカット | 連携ダメージ2倍 | 連携ゲージアップ | エクステンション | 攻撃術の心得 |
② | サヴァイヴ | キャッシュバック | ウィークヒッター | 狙われ率ダウン | ハイドスタンス |
③ | オートパリィ | たまに連携消費なし | クローザー | ジャイアントキラー | 水神の恩寵 |
④ | 狙われ率アップ | 風神の恩寵 | 火神の恩寵 | 冥神の恩寵 | 回復限界突破 |
武器① | 剣 | ジルコンの斧 | 斧 | 棍棒 | ジルコンの斧 |
武器② | 赤水晶のロッド |
鳳天舞の陣は中心の狙われ率70%の陣形ですが、ハイドスタンスや狙われ率アップ&ダウンでさらにヘイトを調整すると周辺のキャラはほぼ術法防御や耐性だけ気にすれば良くなります。それを元に各種恩寵アビリティをつけるキャラを調整しましょう。
計算式の詳細は不明ですが、下表のイメージで中央に9割弱の攻撃が集中します。
狙われ率 | アビリティ | 単純計算値 | 最終値予測 | 盾発動率 | |
中心 | 70% | 狙われ率アップ +25%? | 95% | 88% | 1.4倍 |
前列① | 10% | ハイドスタンス 0% | 0% | 0% | 1.3倍? |
前列② | 10% | 狙われ率ダウン ×0.5? | 5% | 4% | 1.3倍? |
後列① | 5% | – | 5% | 4% | 1.3倍? |
後列② | 5% | – | 5% | 4% | 1.3倍? |
計 | 100% | 110% | 100% |
残りの枠は防御スキルやBP軽減スキルで埋めましょう。下記が選択肢です。
- 各種恩寵:火神、水神、風神、冥神。火は赤竜破、水はメイルシュトロームの対策で有用だが、炎の壁の運用次第では優先度が下がります。
- 防御:不死鳥の加護、ポーカーフェイス
- BP消費関連:技消費BP軽減、術消費BP軽減、毎ターンBP回復