ロマサガ2(リベサガ)攻略:1周目の攻略

ロマンシングサ・ガ2 リベンジオブザセブンの攻略記事です。
💡リベサガは原作プレイ済のプレイヤーにはやや物足りない難易度ですが、サガらしく難易度を増して調整もできる、上手く裾野を広げたリメイクになっています。
💡Week属性をつく事で連携に必要なオーバードライブのゲージが溜まるため、基本的には複数の武器種を持参し、Weekをつきながら戦闘する事を推奨されている仕様になります。連携はBPを消費しない点も有用です。
💡1周目はおそらく何らかのミスはすると思うので、細かいミスは考えずに好きなようにイベントを進めましょう。
💡仲間は得意な武器・術に関しては気軽に入れ替えても即戦力になります。
概要
SFC版は非常に難解で、「レベル上げすると敵が強くなり過ぎて詰む」「ラスボスはクイックタイムなしでは討伐できない」と噂されるほど難易度の高い作品でした。
今作はSFC版・リマスター版と敵のステータス設定の仕様が全く異なります。レベル上げのためにダンジョン内の敵を全滅させるくらいは何の問題もなく、敵避けも不要です。
また、イベントも発生有無がフラグ⚠の形で観えるので、これでもかというほどRPG初心者向きのUIになっています。原作で出鼻をくじかれやすかった運河要塞周りのルート分岐や、難解な移動湖の発見も苦労する事はないと思います。
今作は難易度設定が追加されました。難易度カジュアルにするとRPG初心者でも物足りなく感じると思います。前作サガエメの戦闘システムの難易度の高さの反動とも取れます。
以上より、通常難易度はSFC版のプレイヤーには物足りないですが、サガらしく難易度を増して調整もできる、上手く裾野を広げたリメイクになっていると思います。
SFC版・リマスター版をプレイ済の方は、下記のコラムを観て頂くと理解しやすいと思います。
戦闘システム
Week属性
武器8種、術6種の属性「自体」が敵の「Week属性」になります。
Weekをつく事で「オーバードライブ」のゲージが溜まるので、基本的には複数の武器種を持参し、Weekをつきながらバトルするのが推奨されている仕様です。
パーティーは複数の武器種や術をカバー出来るように選択しましょう。
連携
オーバードライブのゲージを溜める事で、同一ターン内に行動予定のキャラ同士で連携できます。
連携はダメージに大きな倍率が乗る他、BPを消費しないため非常に有用です。高難度になるとHPが非常に高く、連携前提のバランスに調整されています。
シナリオを進めていくと3〜5連携が解放されていきます。戦闘中に連携する度に最大連携数が2→3→4と増えていくので積極的に連携を使っていきましょう。
技の閃き
ロマサガ2は「クラスごと」ではなく「キャラごと」に明確な閃きタイプがあり、そのキャラが閃かない技は何回戦っても絶対閃きません。
ただ、今作では閃き可能かはメインメニュー「技・術」から確認可能になりました。戦闘中も閃き可能な範囲の時は、技の横に💡が点灯するようになりました。点灯の仕方は低確率/高確率の2種類がありますが、高確率になったら積極的に狙ってみるくらいでいいと思います。
技の閃き/術の学習確率は、モンスター固有の「基本閃きLv」と「敵勢力レベル」で決定される「閃きLv」によって決まります。また、技/術ごとに閃き可能な「必要スキルLv.」があるので、最低限のレベルを持ったキャラでしか閃く事は出来ません。
今作はあまり閃きに困る技もなく、着実にコンプリート出来ると思います。
また、閃きや学習は前作のサガエメに続き、技スロットが一杯でも発生するようになりました。今作は戦闘後に残す技や術を選択する形になります。
一度閃いた技、見切り技や学習した術は、後述の「年代ジャンプ」後に技道場・術法研究所に登録されます。不要なものは気にせずに封印してOKで、再度閃く事も可能です。
詳しくは下記のコラムもご参照ください。
術の学習
技の閃きとシステムは殆ど同じで、敵の「閃きLv」を参照して学習判定されます。
キャラごとの閃きタイプの差はない事と、判定が戦闘終了時に行われる点が、技の閃きとは異なります。
BP
マップよりダンジョンから直接「アバロンの玉座に移動する」事で回復可能です。実は自室で寝る必要は全くありません。
各ダンジョンは殆どのケースでボス直前にセーブポイントと、1回限定のBP回復ポイントがあります。BP回復ポイントはダンジョンを入り直す事で復活します。
BP25回復の「術酒」は拾得物などで多く拾える他、アバロンの雑貨屋などで5000で購入できます。中盤以降は節約すれば殆どBP回復アイテムなしで乗り切れるようになり、2周目には99個でカンストしていると思います。序盤こそ積極的に使用していきましょう。
LP
回復手段は基本的にありませんが、終盤になると幾つかあります。
ジェラール世代だと技道場は使えないのでLPを枯らさないようにする事も重要ですが、ロマサガ2は原則「キャラは使い捨て」となります。
戦闘のポイント
クジンシー戦あたりまでは、下表の技がコスパが良く非常に有用です。
上述の「Week属性」の観点から、今作は複属性の技が非常に有用です。
また、原作から引き続きとなりますが、ボスを含む多くのモンスターに対してマヒやスタンなどの状態異常が有効です。それだけで完封できる事が多いので、ひと通り揃えておく事が戦闘のポイントとなります。
技名 | 属性 | コメント |
なぎ払い | 剣 | スタン |
二段斬り | 斬 | 十文字斬りに派生 |
十文字斬り | 剣・天 | アンデッド特攻 |
足払い | 槍 | スタン、横一列 |
フェイント | 小剣 | スタン |
感電衝 | 小剣、風 | マヒ |
でたらめ矢 | 弓 | 全体 |
影縫い | 弓 | マヒ |
脳天割り | 棍棒 | 眠り |
生命の水 | – | 回復 |
ライトボール | 天 | 暗闇 |
月光 | – | 回復 |
また、今作は術のコスパが非常に高く「ロッククラッシュ」や「ウインドカッター」などの基本術でも終盤まで有効です。序盤から意識して育成しましょう。地術の「ストーンシャワー」や天術の「ギャラクシィ」が強力なのは原作と同じです。
1周目の攻略
1周目の難易度は「ノーマル」か「カジュアル」で十分だと思います。
戦闘に関しては序盤が最も難しいので、何世代か育成したら「オリジナル」に戻すとちょうど良い難易度になります。
クジンシー討伐まで
ウオッチマンの巣に行くタイミングで、個々のメンバーに話しかける事で仲間の入れ替えが可能となります。SFC版・リマスター版とは違って「生命の水」はテレーズで補えるため、アリエスとエメラルドを入れ替えてエメラルドの火術を育てるのがオススメです。
クジンシー討伐までは、全体攻撃の「でたらめ矢」と上述の状態異常の技を集めつつ、「術」を意図的に育てるとベターです。レオンやジェラールのライトボールを使わせる事で回復術の「月光」も学習できます。
陣形はジェラール世代までは、一部のボス戦以外はベアを前列に据えた「インペリアルクロス」でOKです。以降は好きに色々変更してみましょう。
ソーモンの3体のミミックは閃きLvがやや高いです。ジェイムズ・ヘクター・アンドロマケーが「二段斬り」を閃く事が出来るため、そこから「十文字斬り」に派生させる事が出来ます。
「ゴブリンの穴」の攻略はしばらく置いておいても問題ないですが、クジンシーに向けて宝箱の「ダート」は取っておくといいと思います。
クジンシー討伐以降
ロマサガ2はクジンシーの討伐以降は自由なので、1周目は細かいミスは考えずに好きなようにイベントを進めましょう。
SFC版を遊びつくした方だと思う筆者も、1周目は何点かミスしたよ……
「施設開発」は術法研究所、鍛冶屋、アバロンの園を優先的に開発するとベストです。鍛冶屋も大学も建築費をすぐに回収出来るので、何も考えずに建設しても問題ないです。
注意点として、アバロンの園は一度観に行かないと育成開始されないので、建設時は必ず一度観に行きましょう。高難度は取り返しがつかなくなる事もあります。
鍛冶屋は重鎧優先で、手持ちの素材を観ながら次点で好きな武器やガーターを揃えていくといいと思います。弓は下記の開発条件の兼ね合いで開発が遅れやすいのでしばらくは主力にはなりにくいです。
費用はアバロンの樹の実装で余裕が生まれたリマスターと比較してもさらに余裕があるので、序盤を除いて節約する必要はないです。
また、大学のクイズは開発や改造の素材の他、有用な武器やクラウンを得られるので、積極的に進める事をオススメします。
武器種 | 開発フラグ |
剣 | 初期から |
大剣 | 南バレンヌ制圧 |
斧 | 北ロンギット制圧 |
棍棒 | 初期から |
槍 | ルドン制圧 |
小剣 | 初期から |
弓 | サバンナ制圧 |
クジンシー討伐直後は、術法研究所を建設した後にアバロン下水道に出現するサイケビースト(基本閃きLv11)とブロッブ×2(基本閃きLv12)が閃きLvが高いです。術法研究所外の入口すぐに出現するので、困った時は相手にしてみましょう。
今作も最終皇帝になったら陣形を増やす事が出来なくなる点はSFC版通りですが、技道場への登録や武器の流通に関しては対応可能になっています。SFC版・リマスター版とは異なり、ラスボス前のレベリングで1周目は幾らでも挽回できます。
マスターレベル
仲間のステータスは「マスターレベル」というもので決定します。原作ではマスクデータでしたが、今作はメニュー画面の「帝国国力」から確認できます。
マスターレベルは武器8種・術6種に存在します。キャラごとに得意な武器・術があり、新規加入のタイミングで得意な武器Lv・術Lvが「マスターレベル+α」で補正されます。注意すべきは、「クラスごと」ではなく「キャラごと」という点で、同じクラス内でもキャラごとに得意な武器・術が異なります。
よって、仲間は得意な武器・術に関しては気軽に入れ替えても即戦力になります。
SFC版・リマスター版は得意じゃない武器・術Lvはリセットされていましたが、今作は得意じゃない武器・術Lvも「各クラスの共有Lv」に反映させる事が可能です。全てのクラスに関して、不得意な武器や術(特に冥術)も育てる意味があります。
メンバー入れ替え時は不要な技を封印し、技道場・術法研究所で技・術を修得させます。術はロマサガ3などとは異なり、相反術を修得して封印してもLvが下がる事はないです。
また、皇帝に関してはSFC版・リマスター版と同じく、前の皇帝の武器・術Lvも継承しつつ、継承を繰り返すだけでマスターレベルを反映した全ての武器・術Lvの底上げが可能です。
SFC版だと皇帝がなぜ七英雄に対抗できるほど強いのか、という点がピンと来ないけど、今作はノエル戦の後の台詞などからも読み取れるよ。
せんせい探し
今作の新要素です。クジンシー討伐後に解放されます。5体ごとに有用な機能が追加されるので積極的に集めましょう。
攻略サイトを観ると面白くないので、まずは自力で集めてみましょう。自力で集めると35体くらいで辛くなると思いますが、そこを超えるとその先は集めやすくなると思います。
以下がヒントとなります。
- 素材などと違い、見えにくい所にいる事は殆どないですが、上手く風景に溶け込んでいます。穴に埋まってたり、ややわかりにくいものもあります。
- 町の場合は概ね建物の外にいりますが、建物の中にいる場合もあります。
- 基本的には1箇所1人ずつとなりますが、テレルテバの塔やエイルネップの塔など、町とダンジョンがマップ上で統合されているケースはどちらにいるかわからないので要注意です。
- 地上戦艦、浮遊城など、行ける機会の限られるダンジョンにはいません。
年代ジャンプ
下記のコラムに詳細を記載しています。
アビリティ
7つの地域を制圧すると、30回×2の戦闘回数でアビリティを極意化できるようになります。そのタイミングで仲間を酒場で入れ替えながら、全てのアビリティを極意化していきましょう。
大体のアビリティは有用ですが、下記のアビリティを優先して集めておくといいかと思います。特に「抜け目ない子ネコ」「スティール」は1周目の素材集めやBP回復アイテムの供給に有用です。
アビリティ | クラス | 効果 |
オートパリィ | 帝国重装歩兵 | 剣を装備時に物理攻撃を40%パリィ |
抜け目ない子ネコ | シティシーフ女 | 素材・道具系ドロップの数量2倍 |
スティール | シティシーフ男 | 近接攻撃の命中時に15%アイテムを盗む |
かく乱作戦 | 帝国猟兵女 | 状態異常確率1.5倍 |
細かい仕様
武器Lv・術Lvの成長と継承
上述の「マスターレベル」の項目で触れている内容の詳細です。あまり把握していなくても問題はないです。
各クラスには「各クラスの共有Lv」と「各キャラのLv」があります。
各キャラの得意な武器/術Lvは、各キャラの初回加入時に上述の「マスターレベル+α」で設定されます。一度加入した事のあるクラスに関しては、武器/術Lvごとに「各クラスの共有Lv」と「マスターレベル+α」を比較して、高い方を採用して次の世代のキャラのLvが設定されます。
得意な武器/術に関しては、実はパーティーにいない時も成長しています(ロマサガ3に倣って「パーティー外成長」と呼ばれています)加えた事のないキャラに関して、武器Lvのバーが進んでいるのを見た事があると思います。
ただ、パーティー外成長するのは「加入した事のあるキャラ」のみになります。「加入した事のあるクラス」ではありません。パーティー外成長の観点では、年代ジャンプ後は全員一度加入しておくのがベストです。
各クラス8人いますが、加入した事のある8世代前のキャラはずっとパーティー外成長しているようです。
また、「各キャラのLv」が「各クラスの共有Lv」に上書きされるタイミングは、やや癖があります。
- パーティー加入時はリアルタイムに上書きされている。
- パーティー非加入時のパーティー外成長分は、パーティー再加入時に上書きされる。
- →クラスの中で一部のキャラだけが得意な武器/術のLv(重装歩兵におけるバイソンの体術Lvなど)は、一度加入しない限り「各クラスの共有Lv」には上書きされない。
「皇帝のLv」に関しては別に存在します。他のキャラと同様に、皇帝にするタイミングで武器/術Lvごとに「各キャラのLv」と比較して高い方を採用して設定されます。
バイソンを皇帝にした場合、裏側に皇帝じゃないバイソンのデータがあります。「皇帝のLv」に関しては技術点に応じて上がっていきますが、帝国重装歩兵の「共有Lv」に関してはバイソンの得意な技・術Lvのみが成長します。継承するだけで「皇帝のLv」を「マスターレベル+α」に上げる事は出来ますが、逆に継承するだけで「各クラスの共有Lv」を底上げする事は出来ません。
「強くてニューゲーム」の場合は、「各クラスの共有Lv」は引き継がれ、「各キャラのLv」はリセットされます。クリア前のパーティー外成長分は、引き継ぎ前に再加入して「各クラスの共有Lv」に上書きしないと揮発するように思います。