サガフロ2攻略:状態異常の仕様と対策

2025年5月11日

サガフロンティア2の攻略記事です。

このページのまとめ

💡パーマネンス、マインドスケープはエッグ戦必須です。
💡「生命力強化」や「魂の歌」による自動回復、ガードビーストも有用です。
💡「パーマネンス」で変動型能力上昇を維持できますが、その後に受けた状態異常もターン経過で回復しなくなります。
💡「生命の息吹」は全ての状態異常を回復できますが、自動回復やパーマネンスなども消えてしまいます。
💡「マインドスケープ」には連携率向上と状態異常確率低下の効果があります。

有用な補助術、回復術

サガフロ2の補助術を紹介します。

術名分類アニマ効果
パーマネンス状態変化水石獣変動型変化の固定
マインドスケープ変動型獣樹味方全体のQuick up
魂の歌変動型+状態変化炎獣音味方全体のMorale up、再生付与
音波属性
生命力強化状態変化再生付与
ガードビースト状態変化石獣魔法盾(30%)
ロックアーマー固定型Defense up
ベルセルク変動型+状態変化Morale up
狂戦士化
音の聖域固定型音石Magic up
リヴァイヴァ状態変化獣炎自動蘇生
生命の息吹炎樹状態異常回復
生命の水樹水HP回復+変動型解除
サガフロ2の補助術、回復術

パーマネンス、マインドスケープは有用で、低レベルでの通常エッグ戦では必須です。

その他、魂の歌や生命力強化による自動回復と、ガードビーストも有用です。

魂の歌は音波属性があるため、妖精王のリラ・水晶のつばさ・ハルモニウムなどを装備すると効かなくなる点に注意が必要です。

HP回復

LP使用HP回復、生命の水、アニマ「水」、ゴッドバ-ドなどが挙げられます。

LP使用HP回復が「星の残滓」で抑制されるリマスター版では生命の水が有用ですが、「パーマネンスしていない場合の変動型変化」を解除する点に注意が必要です。適宜魂の歌のかけ直しをする事が重要です。

ゴッドバードは後のミンストレルソングで強力だったフェニックスアローの前身です。強力ですが術技なので後方連携は出来ない点と、HP回復が上限333である点に注意が必要です。

有用な補助術:パーマネンス

能力変化の中には固定型と変動型があります。

変動型のみ重ねがけ可能ですが、毎ターン1/4ずつ効果が減衰します。

能力の分類

固定型:Weapon、Magic、Defense
変動型:Morale、Psycho、Quick

パーマネンスは変動型変化の値を固定する補助術です。効果は減衰しなくなりますが、以降は重ねがけしても上がらなくなります。

つまり、変動型上昇を重ねがけした後パーマネンスすれば、上昇値を固定する事が出来ます。

なお、固定型変化や状態変化には影響しないので、パーマネンス後にもロックアーマーやガードビーストなどで補強可能です。

パーマネンスのデメリットとして、パーマネンス後に受けた状態異常も固定され、毒などの状態異常がターン経過により回復しなくなります。

状態異常になる場合は状態異常値が100になり、ターン経過で値が減衰して0になった際に状態異常が解除されますが、この値がパーマネンスにより減衰しないためと考えられます。

有用な回復術:生命の息吹

状態変化を解除する術です。

生命の息吹の仕様

・毒やマヒなどの状態異常、ガードビースト、再生、リヴァイヴァ、パーマネンスによる凍結効果は失われる
・変動型変化は変わらない(が、パーマネンスが失われるため、ターン経過により減衰するようになる)
・固定型変化は変わらない

パーマネンスによる凍結効果も解除される点に注意が必要です。解除後は通常通り、変動型変化はターン経過で減衰するようになります。

状態異常を生命の息吹で解除する際に、併せて補助術を使いたい所だけど、その余裕もない事が多いのが問題……

あと、上手く使うとベルセルクの狂戦士のみを解除する事も出来ます。

  • ベルセルクを重ねがけ
  • 生命の息吹で狂戦士解除(変動型変化は変わらず)
  • パーマネンス

取得難易度の高い「魂の歌」がない場合や、水晶のつばさによって音波耐性がついているため「魂の歌」が使えない場合は有用な方法となります。

リマスター版で強化された将魔が使う「状態変化解除」やヴォーテクスも同様の効果となります。

有用な補助術:リヴァイヴァ

お馴染み、自動蘇生付与の術です。

しかしながら、蘇生時に様々な効果が失われるため、追加で補助術をかけておく必要があります。失われる効果に関しては、生命の息吹と同じです。

リヴァイヴァの仕様

・マヒや毒などの状態異常、ガードビースト、再生、パーマネンスによる凍結効果は失われる。
・変動型変化は変わらない(が、ターン経過により減衰するようになる)
・固定型変化は変わらない。

有用な補助術:マインドスケープ

変動型変化である「Quick」をupする術です。

Quickという名前に騙されるサガあるあるのトラップですが、実は行動速度には何の影響も与えません。

しかしながら非常に有用な術であり以下の効果があります。

マインドスケープの効果

①後方連携率の向上
②状態異常確率の低下

1回で30~80上昇、最大100まで上昇するので、3回くらい重ねがけしてパーマネンスすると良いです。

連携に関しては別のコラムでまとめてます。

状態異常確率について

状態異常は下表の種類があります。「基本値」は後述します。

太字の部分はサガフロ2固有で、特に毒の自然回復可否とマヒの効果は勘違いしやすいです。

状態異常基本値効果
眠り50%数ターン行動がスキップされる。
攻撃されると解除される。
50%ダメージを受ける or 再生でのHP回復量が減少する。
ダメージ量は残LPが少ないほど増加する。
自然回復しない。
マヒ40%スキルレベルが0扱いになる。行動は可能。
石化30%行動不能になる。自然回復しない。
恐怖30%ランダムで行動しなくなる。
混乱30%恐怖状態でさらに恐怖を付与されると、混乱になる。
コマンド入力可能だが、ターゲットが敵味方のランダムになる。
魅了30%コマンド入力が不可能になる。
利敵の行動になる(味方を攻撃、敵を回復する、など)
狂戦士20%連携やJP使用行動が出来なくなる。技の攻撃力が上がる。
一撃必殺20%戦闘不能になる。
LPブレイクされる攻撃を除き、通常はLPは減少しない。
スタン40%1ターン行動がスキップされる。
「身を守る」効果は解除されない。
状態異常の一覧

エッグはエインシェントカースや死人ゴケなど、凶悪な状態異常技を打ってきます。

その対策として、装備による状耐性、ガードビーストと並んで、「マインドスケープによるQuick上昇」が重要となります。

多くの攻略ページで「確率126%の全体石化」「数少ない石化耐性装備を集めておかないと詰む」と書かれますが、案外そんな事もないですよ。

状態異常確率は以下になります。

基本値 + (技/術の成長度 + 連携補正×2)×8 − 状耐性 − Quick/2 – 構える補正

主に状態変化の種類ごとに定められた「基本値」と、技/術ごとに定められた「成長度」が影響して下記「計算値」が設定されます。単純化すると以下のようになります。

状態異常確率

「計算値」 – 状耐性 – Quick/2

以下にエッグ戦での「計算値」をまとめます

アーツ名形態成長度基本値「計算値」
ロトンブレス6毒5098
シザーブレイク5一撃必殺2060
エインシェントカース12石化30126
デルタ・ペトラ5石化3070
死人ゴケ10毒50
狂戦士20
毒130
狂戦士100
メテオスウォーム4マヒ4072
エッグ使用アーツの状態異常確率

マインドスケープにてQuickを100上昇させていた場合、エインシェントカースでも「計算値-Quick/2」は76となります。星くずのローブ(28)とグリーングラス(11)を装備するだけで状耐性39なので、石化確率37%まで下げられます。

一応状耐性0、マインドスケープなしでも上限は80%なので、エインシェントカースを126%食らうって事はないです。まあ高確率で全滅しますが…

マインドスケープと状耐性によって、少なくともシザーブレイク、デルタ・ペトラ、メテオスウォームでの状態異常を恐れる必要はなくなります。

耐性装備

選択肢に入る装備を抜粋して記載しました。

※はリマスター版の限定装備、★は1個しか入手できない装備です。

デッドストーンは貴重な一撃必殺耐性がつきますが、属性耐性が大きく低下するので可能な限り使用しない事をオススメします。

水晶のつばさと妖精王のリラは強力ですが、魂の歌が効かなくなるデメリットがあります。

状態異常耐性装備
眠り星くずのローブ、※ボレアリス
★イターナルロック
悪魔のなみだ
★ラストリーフ、★ブラッドスター
マヒ星くずのローブ、※ボレアリス、風切り羽根の帽子
★ノヴァ・ハート
石化黒の石鎧
★イターナルロック
恐怖、混乱
魅了
狂戦士
ヌンキ
★トウテツパターン、★木霊のグラール
一撃必殺★ラストリーフ、※★くすんだ指輪、※★形見の石斧
デッドストーン
スタン水晶のつばさ
音波水晶のつばさ、妖精王のリラ、カナリアハート
★ハルモニウム
有用な耐性装備一覧

ターゲッティング

敵行動のターゲッティングは、敵ごとに設定された「賢さ」と、技ごとに設定された「低HP、高LP、遠距離」などのフラグが影響します。

「賢さ」が高いと、最接したキャラを攻撃しにくくなります。

最接判定

最接を攻撃する確率 = 100% - 賢さ

技ごとに設定されたフラグごとに、0~3の優先数値が割り当てられます。

下記はロベルトに「オトリ」ロールをつけた場合のシューティングスターのターゲッティングです。

シューティングスター①:高LP、遠距離、無作為、オトリ エッグ通常形態①(賢さ50)

半分は最接判定でジニー、他は概ねオトリ・遠距離で高LPになりやすいロベルトに集中します。

ジニー・ナイツプルミエールグスタフロベルト
鉄壁切り込み軍神オトリ
最接判定50%
オトリ0+00+3
無作為+0~3+0~3+0~3+0~3
遠距離+0+1+2+3
高LP+0+1+2+3
+0~3+2~5+4~7+9~12
シューティングスター①、エッグ通常形態①(賢さ50)

シューティングスター②:低HP エッグ最終形態(賢さ70)

シューティングスター②はオトリ判定がないので、近接に低HPになりやすいジニーを配置した場合、ターゲットはロベルト以外の3人にバラつきます。

ジニー・ナイツプルミエールグスタフロベルト
鉄壁切り込み軍神オトリ
最接判定30%
オトリ
低HP+3+1+2+0
+3+1+2+0
シューティングスター②、エッグ最終形態(賢さ70)

状態異常:細かい仕様

・連携補正

連携されるほど状態異常にかかりやすくなりますよ、って数値です。

連携補正

2連携目:1、3連携目:2、4連携目:3、5連携目:4

・構える補正

デュエルの時の専用の値です。「構える」と状態異常にかかりにくくなります。

・状態異常値の減衰

ターン毎に以下の数値が状態異常値から減衰します。

状態異常値は「眠り、麻痺」と「恐怖→混乱、魅了、狂戦士」で共通です。

なので、「眠り」の際の状態異常値が5に減衰した状態で「麻痺」を受けると、再度状態異常値が100となり「眠り+麻痺」の状態になります。

状態異常値のターン毎の減衰値

乱数(0〜19) + 最大WP/16 + 最大JP/16 + 最大LP

石化はともかく、何故か毒も減衰しないのがポイントです。